テニス漫画「ベイビーステップ」に学ぶ強者との戦い方 | テニス戦略・戦術を動画やマンガから学ぶためのブログ

テニス漫画「ベイビーステップ」に学ぶ強者との戦い方

この記事を読むのに必要な時間: 約 10 分

どうも、好きなテニスマンガはベイビーステップ。
圭佑です。

ベイビーステップはすごいためになるマンガです。
主人公のエーちゃんの戦い方は参考にするところが多いですね。

今日は『ベイビーステップに学ぶ強者との戦い方』をお伝えします。

主人公エーちゃんは最初のほうで
ストローカーの宮川くんと戦います。
マンガでは3・4巻あたりですね。

宮川くんはなかなかのさわやかイケメンです。
少し天然ですが(笑)

試合の序盤、エーちゃんは宮川くんのストロークを
全部かわして戦います。
かわす、と言うより一生懸命に拾うって感じですね。

宮川くんは曲がるボールや沈むボール、跳ねるボールなどを
ストロークで使い分けてきます。
多彩な変化を使って戦うストロークプレイヤーです。

それを必死に拾ってエーちゃんはポイントにつなげていきます。
エーちゃんは不器用なのでこれと言った武器ショットを持っていませんから。

試合が進むと

エーちゃんは試合の中で
宮川くんのストロークと勝負するのを避けます。

つまり、相手の得意なフィールドで戦うのをやめたんです。

宮川くんはストロークプレイヤーなので
ストロークvsストロークの展開だとポイントを獲る確率が高いです。
多彩なストロークを使いますから。

だから、エーちゃんは宮川くんの多彩なストロークを封じるためにボレーに出ます。

宮川くんの多彩なストロークはバウンドしてから変化します。
なので、バウンドする前にボレーで打とう、と。
そのために試合の後半にかけて戦い方を変えてったんですね。

このエーちゃんが宮川くんとの試合の中で

ストロークvsストローク

   ↓ ↓ ↓

ストロークvsボレー

へと戦い方を変えたこと。
ここから学んでほしいことは

【相手にとってマイナスな戦い方をしよう】

これです。
基本的に試合の中では

・自分にとってプラス
・自分にとってマイナス
・相手にとってプラス
・相手にとってマイナス

この4つが組み合わさります。
たとえば、さっきの試合の序盤のストロークvsストロークの場面。

宮川くんの多彩なストロークを相手にする
エーちゃんにとってこれはマイナスですね。

ですが、ストローカーの宮川くんにとっては
プラスになります。

なので、エーちゃんからすると

自分にとってマイナス
相手にとってプラス

こういうことになります。
では、エーちゃんが試合の中で戦い方を変えてからはどうなるのか?

試合の中でストロークvsストロークから
ストロークvsボレーに変わりました。

エーちゃんにとっては宮川くんの多彩なストロークを無効化してるので
プラスになります。

宮川くんにとっては多彩なストロークを封じられてるので
マイナスになります。

なので、エーちゃんからすると

自分にとってプラス
相手にとってマイナス

こういう戦い方ができているってことになります。
さっきより状況がよくなりましたよね。

試合の結果がどうなったかはマンガを読んでのお楽しみってことで^^

で、ここで出てこなかったパターンが2つありますよね。

【パターン1】
自分にとってプラス
相手にとってプラス

【パターン2】
自分にとってマイナス
相手にとってマイナス

この2パターンです。
こういう場合はどう戦えばいいのか?
それは

自分のほうが相手よりメリットがあるように戦います。

たとえば、パターン1の場合。

さっきの試合でいうと
エーちゃんがストロークが他のショットに比べて
ちょっとでも得意だったらパターン1になってます。

きっと宮川くんのストロークに対抗してますね。
その場合はエーちゃんからすると

自分にとってプラス
相手にとってプラス

こうなります。
わかりやすいように数値をつけますね。
エーちゃんからすると

自分にとってプラス5
相手にとってプラス10

こうなります。
宮川くんにとってストロークは最も得意とするショットです。
なのでプラス10になります。

この場合宮川くんのプラスのほうが大きいので
エーちゃんはストロークvsストロークで戦うべきではありません。

相手にとってのメリット(プラス10)が
自分にとってのメリット(プラス5)よりも大きいからです。

これが逆だったらこの戦い方でOKです。
逆っていうのは

相手にとってのメリットがプラス5
自分にとってのメリットがプラス10
ってことです。

自分のほうがプラスが大きいので
その戦い方をすれば勝てます。

理屈では納得できると思います。

でも、

実際に相手にとってのプラスが大きいのか
自分にとってのプラスが大きいのか。
これを見極めるのは難しいです。

じゃあ、どうやったら見極めることができるのか?

それは2つです。

1、たくさん試合を経験する
2、できるだけいろんな人のテニスを分析する

試合をたくさん経験すると
必ず見えてくるものがあります。

ある時
「この人はバックハンドを嫌がってるな」
って感じでわかるようになります。

そのためにできるだけ多くの人のテニスを分析してみてください。
知り合いの人のテニスで構いません。

自分で
「あの人はバックハンドが苦手と思うんだけどなー」って推測して
実際に確認してみてください。

答え合わせをしていくと
最初は間違いばかりかもしれませんが
だんだんと弱点がわかるようになってきます。

どんどんいろんな人を分析して
観察レベルを上げていってください。

では、まとめます。

■まとめ■

テニスマンガ、ベイビーステップに学ぶ強者との戦い方とは?
【相手にとってマイナスな戦い方をする】

相手の得意な部分を封じるように戦う。
基本的に試合の中では

・自分にとってプラス
・自分にとってマイナス
・相手にとってプラス
・相手にとってマイナス

この4つが組み合わさっている。

この4つをしっかり見極めて
自分のほうが相手よりメリットがあるように戦う。

4つを見極めるためには2つの経験しかない。

1、たくさん試合を経験する
2、できるだけいろんな人のテニスを分析する

この2つ。

以上がベイビーステップに学ぶ強者との戦い方でした。

ぼくも実際に強い相手と戦ったことがあります。
なぜか肩に力が入っちゃうんですよね、不思議と。

しかも、相手が速いボールを打ってきたら
それに対抗してもっと速いボールを打とうとしてましたし。

今考えたらなんて無謀な戦い方をしてたんでしょうね。
そんな戦い方じゃあ勝てるわけありません。

なぜか?

ぼくからすれば速いボールって感じてますが
相手にとっては普通のボールだからです。

だからこっちが力んで速いボールを打っても
相手にとっては普通の打ちやすいボール。

速いと感じてくれないんですよね、相手は。

むしろ、もっと遅いボールを打てばよかったなーと
今になって反省しています。

高校生のときでしたから
速いボールに憧れもありました。

若気の至りって言うんでしょうね(笑)

それにもう済んだことです。
過去には戻れませんから。

あなたはぼくと同じ経験をしないでくださいね。

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